ディスポーザーと生ごみ処理機の違いは

家電

「ディスポーザー」と「生ごみ処理機」、どちらも台所にあると便利なツールですが、その二つの違いは何でしょうか。このブログでは、それぞれの機能や使い方、メリット・デメリットを解説します。自分に合った処理機を選ぶために必要な情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.ディスポーザーと生ごみ処理機の定義

ディスポーザーと生ごみ処理機は、共通して生ゴミを処理する機器として知られていますが、その定義には微妙な違いがあります。
 ディスポーザーは、シンクの排水口に取り付けることで生ゴミを粉砕し、下水処理施設へと排出してくれる機械です。
 一方、生ごみ処理機は、生ゴミを食品ウェイストとして再利用するコンポストや、発酵させて肥料にするための装置を指します。

どちらも生ゴミの処理に役立ちますが、その方法や目的が異なるため、使用する場合には注意が必要です。

2.ディスポーザーの仕組みとメリット

ディスポーザーの仕組みとメリットは、簡単さです。ディスポーザーは、シンクの排水口に生ごみを入れてスイッチを入れるだけで簡単に使えます。生ごみを粉砕し、水と一緒に専用の浄化槽を通して下水に流します。この方式は、焼却処分をする必要がなく、眼の前からすぐにイなくなるので、片付けは匂い問題もなくなります。家事の効率がアップし、忙しい現代人にとってはとても便利な家電製品ということができますね。

3.生ごみ処理機の仕組みとメリット

生ごみ処理機は、生ゴミを微生物によって分解し、堆肥を作る仕組み(バイオ式)と
水分を極力減らし、生ゴミ量を小さくする(乾燥式)があります。

バイオ式生ごみ処理機は、生ゴミに微生物を添加して発酵させ、堆肥を作ります。家庭で簡単に処理できることや、堆肥としてリサイクルできるため、環境に優しいという点があります。ただし、発酵には時間がかかり、食物を捨てる前に微生物を添加する必要があります。匂いが強くなることもあります。園芸用堆肥40㍑約800円~(有機栄養バランス考慮したものだと約2000円~)を考慮すると、堆肥リサイクルは環境にもお財布にも優しい方法と言えます。

乾燥式生ゴミ処理機は、水分を飛ばして生ゴミを減らす方式です。およそ7分の1ほどになることもあります。その時間は8時間以内がほとんどで、素早く生ゴミの減量化ができます。
また、装置の小型化も可能で、もっとも流行っている方式です。
乾燥式とバイオ式の簡単比較はこちら

4.ディスポーザーの設置場所と注意点

ディスポーザーは、キッチンのシンク下に設置することができます。設置場所によっては、排水処理システムに影響を与える可能性があるため、確認が必要です。また、ディスポーザーは比較的大きなものが多く、設置スペースには余裕が必要です。設置時には、取り扱い説明書をしっかりと確認し、専門家に相談することをおすすめします。

また、使用時には注意が必要です。設備管理者にも確認を取りましょう。手を入れているときや清掃中にスイッチが入らないように、安全対策をしっかりする必要あります。粉砕中は騒音が大きいときがあります。

5.ディスポーザーと生ごみ処理機の安全性の違い

ディスポーザーと生ごみ処理機には、安全性に違いがあります。
ディスポーザーは、シンクの排水口に設置されるため、誤って手を入れたり、金属や硬いものを入れたりすると怪我をする可能性があります。また、ディスポーザーは音が大きく、誤って魚の骨や小さな物を入れると粉砕されない場合があります。

一方、生ごみ処理機は、ゴミを入れる口が狭く、手を入れにくいため、安全性が高いと言えます。また、生ごみ処理機は微生物によって分解されるため、臭いも少なく、安心して使用できます。(バイオ式)安全性を考えると、生ごみ処理機が優れているといえます。しかし、いずれの家電も正しい使い方をすることで、安全に使用することができます。

6.ディスポーザーと生ごみ処理機の価格帯の違い

生ごみ処理機とディスポーザーの価格帯には大きな違いがあります。ディスポーザーは、機械処理タイプの場合、本体価格が約30万円で、設置費用が約3万円~、維持管理費用が約1万円かかります。
一方、生ごみ処理機は本体価格が高く、消耗品などのランニングコストもかかります。価格で考えると、ディスポーザーよりも生ごみ処理機の方が手軽で経済的であると言えます。

7.ディスポーザーと生ごみ処理機の実際どう選ぶ?

結論、私の主観ですが、、ディスポーザーは、選択肢にないです。
価格として高額ですし、設置要件も多くマンションやアパートでは拒否されることもあります。

生ゴミ処理機は、バイオ式であれ乾燥式であれ、生ゴミを減量化することになりますが、ディスポーザーは、粉砕して容量そのままで流し去るだけです。つまり、目の前から早く消してしまえばキレイになった。。という欧米スタイルという感じがします。(少し脱線しました、、)
実際、生ゴミ処理機普及の割合で、ディスポーザーは2020年で5%ほどです。
生ゴミの本質を考えたときに日本には馴染みにくい方式かと思います。
ご参考になれば幸いです。

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